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花びら餅(菱葩餅)

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実家で昔からお正月にいただくお菓子なので、お年始に伺う時には「花びら餅」を持参する事が多い。


柔らかい丸い白餅(求肥)の上に小豆色の菱餅を重ね、京都のお雑煮に見立てた白味噌餡と
砂糖煮した「ふくさ牛蒡(ごぼう)」をのせ、半月状に合わせたお菓子です。

透けてみえるそのピンクの色と形がとても愛らしい。

平安時代の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したもので、
600年も「宮中のおせち料理の一つ」と考えられてきたのを
明治時代に裏千家家元十一世玄々斎が初釜で使うことを許された。

その「菱葩(ひしはなびら)」が、新春の菓子として全国に広まったと言われています。

※「菱葩」 : 丸く平らにした白餅に、赤い小豆汁で染めた菱形の餅を薄く作って上に重ね、
        柔らかくしたふくさごぼうを二本置いて、押し鮎に見立てたもの。

      (鮎は年魚と書き、年始に用いられ、押年魚は鮨鮎の尾頭を切っ取ったもので、
      古くは元旦に供えると『土佐日記』にあります)。

1/4にこの花びら餅を携えて聖跡桜ヶ丘の友人宅に伺いました。

小・中・高と同じ学び舎で学び、小5からは家も近所だったので電車通学も一緒。
小学校の頃はお家にも遊びに行ったことが何回もあって、
彼女のお母様は憧れの女医さんだったのです。

普段はお姉様宅に同居しておられる96歳になられたお母様が数日間、
彼女宅におみえと伺い、40年ぶりにお会いできるのでワクワクして馳せ参じました。

懐かしくお元気なお顔を拝見しただけで、もうウルウル。。。

小学生だった私は背のスラリとしたお母様を見上げていた記憶がありますが、
小さく可愛らしくなられたお母様ではあるものの、お顔は変わらず
96歳とは見えないお元気さ!

なんでもよく召し上がるというのが、秘訣なのでしょうか?!
アイスクリームも大好きで必ず毎日召し上がるそう。

和物より洋物がお好きだったかな~?と思って、銀のぶどうの「秀くりーむ」も少しだけ
持参したのを 「美味しい♪」 と喜んでくださいました(^^)
ご家族と一緒の食卓を囲ませていただいて、昔話に花を咲かせた宵でした。




Kさんが単身赴任先の金沢からお土産の鯛の昆布〆
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美味しかったです♪

by jakky123 | 2009-01-05 23:46 | おいしんぼ