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歌舞伎座建て替え

明治から続いている4代目の歌舞伎座も老朽化のため、
平成22年4月まで16ヶ月のさよなら公演をおこなっていて、
1月さよなら公演が 1/27 千秋楽を迎えました。歌舞伎座建て替え_c0118352_2391658.jpg
jakkyはいつも市川海老蔵丈の舞台を優先しているので、
1月は新橋演舞場の昼・夜通し観劇だったのですが、
行き帰りに歌舞伎座の前を通って、1回でも多く目に焼き付けようとしています。
(写真は以前のもの)

今朝、出勤前のテレビでリニューアル後の施設の模様が紹介されビックリ!!
こんなビルになっちゃうの?!
歌舞伎座建て替え_c0118352_23591478.jpg
工事は22年10月から25年3月に行われ、平成25年春の完成を目指している歌舞伎座の青図です。

現在の場所に、地上約150メートルのオフィス棟(地上29階)と
瓦屋根、唐破風の外観を残した劇場(4階)の複合施設が建設される予定だそうだ。

それも、当初松竹側は現在の歌舞伎座のイメージを大切にした青図だったようだが、
石原都知事が「風呂屋のようなものでなく、すっきりした建物」と物言いをつけられたらしい。。

建設計画は、都市再生特別地区の都市計画案として東京都に提出され、
5月の審議会で認可される見通しだそうです。

伝統文化継承のため歌舞伎ギャラリー、育成機能を持つ「アカデミー」なども開設し、
国内外に歌舞伎の文化を伝える情報発信基地とする計画もあるらしい。

客席数(現在2017席)は今とほぼ同じで、高齢者らに配慮しバリアフリー化。
劇場部分の延べ床面積は1万8600平方メートル。
地下は4階で約280台収容の大駐車場を造り、地下広場で地下鉄東銀座駅と連絡。

外観は欄干など現施設の一部を再利用し「和」のイメージを残すというが、
現歌舞伎座の建物が好きな私にとっては、風格も文化も感じられない青図だと思う。

劇場の最上階部分に設けられる歌舞伎ギャラリー(仮称)は、海外から訪れる観光客、
修学旅行生らに一般開放、ガラス越しに舞台、客席を見下ろせるようにするらしいが、
ビデオ等での映像では駄目なの?

伝統芸能を楽しむために、1席2万円近い大枚をはたいて観劇を楽しみに来ている
観客の事は考えてくれないのでしょうか。。。

バックヤード(4階、楽屋)の一部は、歌舞伎アカデミー(仮称)として、
伝統芸能の演技指導や講座を行い、プロ俳優を養成する専門コースも設置というのは
歌舞伎の灯を守っていくには良い考えだとは思いますが。

現在の建物をそのまま移築とかして、残しておいてくれるような計画はないのでしょうか?

by jakky123 | 2009-01-28 23:33 | 歌舞伎