人気ブログランキング | 話題のタグを見る

比叡山延暦寺・奉納<薪歌舞伎> vol.3

7/19(土)17:45開場なので、世界文化遺産である比叡山延暦寺を目指して
石山寺を15時ちょい過ぎにでました。
カンカン照りの中で暑いのでカキ氷を食べながらタクシーに乗り込み「石山寺駅まで」。

ところが先刻降り立った「石山寺駅」とは様子が違うのです。

改札が2箇所あるのですか?タクシーの運転手さんに聞くと、ここだけ。。
「でも来た時と違う!」と3人で口々に言うと、「じゃあアッチか?」と走り出した。

状況がよく飲み込めないので、「坂本からケーブルに乗って比叡に行きたいので、
坂本へいく電車に乗るための駅に行ってください」というと、
「ケーブル乗り場までは電車を降りてから、またタクシーだから、このまま行ったほうが
20分くらいで早いよ」という。 じゃあ。。。と言うと、
急にゴキゲンになって、観光説明もサービスしてくださったのはいいのですが。。

途中道も混んだりして16時のケーブルにすべり込みセーフで飛び乗りました。
30分待たないと次がないので、セーフはヨカッタのですが、
料金もかなりかかってしまい、ちょっとブルー(><)
比叡山延暦寺・奉納<薪歌舞伎> vol.3_c0118352_1573926.jpgキップが「縁 - 福」なのはユニーク!
急勾配を昇っていき、真ん中くらいが一部複線になって、下りとすれ違いました。
比叡山延暦寺・奉納<薪歌舞伎> vol.3_c0118352_22554.jpg
15分乗って、降りたところは
「標高654m」
涼しく感じます。

ここから少し山道を歩き、延暦寺に到着。
比叡山延暦寺・奉納<薪歌舞伎> vol.3_c0118352_2172667.jpg
根本中堂にお詣いり
比叡山延暦寺・奉納<薪歌舞伎> vol.3_c0118352_226466.jpg

さらに長い階段を汗だくになって昇って、奥の阿弥陀堂脇に設置された舞台まで行き、
18:45開演までの間に、テントで売っていたお蕎麦で夕飯。
お弁当を持ってきていた同席の2人組と仲良しになって、写真をお送りするために
住所・氏名を伺ったところ、なんと!jakkyと同じ名前で血液型も一緒!今日2こ目の偶然!
比叡山延暦寺・奉納<薪歌舞伎> vol.3_c0118352_2315721.jpg

1幕目 中村芝雀さん 「近江のお兼(かね)」で男勝りの漁師の娘を踊る。

ここで、僧侶2人が花道を静かに入場。
最澄の開山以来1220年絶える事無く灯され守られてきた「不滅の法灯」を移して
かがり火を付ける「火入れの儀」が行われました。

2幕目 福助さん 「舞妓(しらびょうし)の花宴(はなのえん)」を長唄で舞いました。

比叡山延暦寺・奉納<薪歌舞伎> vol.3_c0118352_2553618.jpg
いよいよ、中村吉右衛門さんの「藤戸」です。

戦で息子を失った老母の悲哀、亡霊となった息子の恨みが祈りによって鎮められるという筋。老母と隈(くま)取り姿の亡霊という吉右衛門さんの二役でした。

かたや煌々たる満月の青い光、
かたやかがり火が燃える赤い炎という中で
21時まで幽玄の世界に酔いしれました。

by jakky123 | 2008-07-22 03:00 | 歌舞伎