2009年 02月 01日 ( 1 )

新春花形歌舞伎② <新橋演舞場>

夜の部は1/31の休出から帰ってからと言っていたにもかかわらず、
家に辿りついたのが、日付変更線を越えてのご帰還だったので
ま、同じだ。。。と寝てしまいました(^^;

1/24の歌舞伎のことを記して置くのに、2月に入ってしまったなんて、、、、

さ、気をとりなおして 新春花形歌舞伎 「夜の部」です。c0118352_5593773.jpg
★歌舞伎十八番の内 「七つ面」

元文5年(1740)に二世団十郎が初演の時は5つ面を後に増やしたそうですが、
台本が現存せず、明治に入って九世団十郎が錦絵から起した福地桜痴の脚本で復活上演し、九代目団十郎選定の「歌舞伎十八番」に加えられたのだそう。

それを今回、市川海老蔵が意欲的に新しい台本で復活上演!!です。

幕府から厄除けの儀式を依頼された 面打ち名人・赤右衛門(海老蔵)は、
「翁」「猿」「荒事の若衆」「公家荒」「三国志の関羽」「般若」「恵比寿」を用意し
次々に面を取り替え、それぞれの面に因んだ舞を披露する。

猿面をつける時に、微かにはにかんだ?のですが、踊りだしたらまさにサルの振り。
関羽を付ければ猛々しい!
海老蔵の心意気がビンビン伝わってきました。

最後は仲間も加わって、各自が面をつけて七福神に見立て新春の華やぎの舞台でした。

★「恋飛脚大和往来」 封印切

亀屋忠兵衛という人が盗んだ金で遊女を身請けし捕らえられたという実話を
近松門左衛門が「冥途の飛脚」に著し、それを歌舞伎で寛政8年に初演されました。

今回は忠兵衛を中村獅童が初役、恋する遊女・梅川(笑三郎)の身請けを巡り
八右衛門(猿弥)に馬鹿にされて、商いの大金の封印を切ってしまう。

身請けできたものの、打ち首になるので一緒に死んでくれと梅川に頼む忠兵衛。
周りの人々は事情を知らず祝福しているのと対比して、悲壮な覚悟で旅立つ。。。

男の見栄や勝手さに翻弄された梅川の身の上に、見ていて腹が立つやら、悔しいやら(^^;
幕間の休憩に入っても、なんだかすっきりしない気分でした。

★「弁天娘女男白波」 白波五人男
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「雪の下 浜松屋の場」 

楚々とした美しい武家娘に化けた弁天小僧菊之助(海老蔵)

持参した他店の符牒がついた緋鹿の子の小布を使って万引きだと誤解させ、
額の傷をネタに大金をせしめようとするが、
袖口からのぞいた刺青でばれてしまって諸肌脱いで
「知らざぁ~言って聞かせやしょう・・」
と居直るあの名場面です!


「稲瀬川勢揃いの場」
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これまたお馴染み、
揃いの小袖に番傘で稲瀬川の堤に勢ぞろい
白波五人男のツラネが聞きどころの名場面!!



日本駄右衛門 (左団次)
弁天小僧菊之助 (海老蔵)
忠信利平 (段治郎)
赤星十三郎 (春猿)
南郷力丸 (獅童)

それぞれの役柄に応じたお囃子もついています。
そこで一人一人口上を述べながら名乗りをあげ、追手に立ち向かいます。

「極楽寺屋根立腹の場」
実は浜松屋の主人の実子であったことが判明した菊之助は
大事な香合を浜松屋幸平衛に届けようとするが、極楽寺屋根に追い詰められ
大立ち回りの末に腹に刀を立てて自害します。

極楽寺屋根がどんどんせり上がって行き、海老蔵が垂直になる頃に手を離すと
次の場の山門に大道具が変わります。
「がんどう返し」と言うのだそうです。

このあとの場は、日本駄右衛門が菊之助の死を悼んだり、
助けてくれた青砥左衛門(海老蔵)と再会を約束して幕。

お正月から、市川海老蔵丈を堪能できて、日ごろの疲れが全て吹っ飛び
頑張れるぞ!とリフレッシュできたのでした。 チャンチャン!!

(写真はプログラムを加工させていただいています)

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by jakky123 | 2009-02-01 04:20 | 歌舞伎